コープ九州のカタログ販売で「グラスフェッド特集」

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ニュージーランド産グラスフェッド乳製品を通して、サステナブルな酪農への理解を深める

ニュージーランド乳業最大手フォンテラの日本法人であるフォンテラジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:斎藤 康博)は、生活協同組合連合会コープ九州事業連合のカタログ販売にて、ニュージーランドのグラスフェッド製品を購入いただくことができる「グラスフェッド特集」が開催されることをご案内致します。

九州・沖縄 7生協での販売で、今回の特集企画の受注は9月27日(月)から10月1日(金)、お届け(配達)は10月4日(月)から10月8日(金)となります。

〈製品概要〉

製品名:NZ産(加塩)グラスフェッドバター 454g

価格:1,274円(税込)

重量:454g      保存温度:冷凍

 

製品名:カピティ アイスクリーム トリプルチョコレート

価格:1,296円(税込)

内容量:1000ml  

 

製品名:カピティ アイスクリーム いちじく&マヌカハニー

価格:1,296円(税込)

内容量:1000ml

 

製品名:バターリッチメロンパン/永田パン(フォンテラのグラスフェッドバター使用)

価格:354円(税込)

内容量:3個     保存温度:冷凍

 

※価格は各生協で異なる場合があります。

 

▼未来につながるサステナブルな酪農 コープ九州がグラスファーミングにこだわる理由

農家数の減少、生乳生産量の長期的観点での減少傾向、飼料代等の生産コストの上昇など、日本の酪農の現状と課題を解決する手段の一つとして、コープ九州は「グラスファーミング」に注目しています。

グラスファーミングを「牛、酪農家、地球環境にとってサステナブルな取組み」として、グラスファーミングセミナーを開催するなど、九州の酪農家、乳業関係の皆さんと一緒に、九州に適したグラスファーミングの研究を進めています。

また、2019年よりグラスフェッド製品やグラスフェッド原料使用製品の販売を継続しており、サステナブルに配慮した製品を通して組合員の皆さんのグラスファーミングへの理解を高めています。

 

▼つくる責任・つかう責任 NZグラスフェッド製品を通して伝えるサステナビリティ

コープ九州とフォンテラジャパンとは、フォンテラジャパンがニュージーランド政府、ファームエイジ社と共同で行っている「ニュージーランド・北海道酪農協力プロジェクト*」を通して以前より交流があります。ニュージーランドのサステナブルな酪農に共感いただき、これまでフォンテラのグラスフェッド製品をお取り扱いいただいていますが、今回のように、カピティ アイスクリームをはじめ、家庭用グラスフェッドバターや、グラスフェッドバターを原料に作られたメロンパンと、グラスフェッド製品をまとめて購入いただける「グラスフェッド特集」ははじめての試みです。

今までの販売を通してグラスファーミングへ理解・共感を持つ組合員も増え、製品のリピーターも増えてきましたてきましたが、実際にグラスフェッド製品に触れる機会、購入の機会を増やし、製品の良さを実感してもらうことが、組合員の理解を深めるには一番と考え、このような特集を企画しました。

 

今後、組合員の皆さんの理解・共感を更に広げるため、コープ九州とフォンテラジャパンは共同でグラスファーミングセミナー等の取組みを進める予定です。

 

※ニュージーランド・北海道酪農協力プロジェクトとは  

日本の酪農の収益性と持続可能性に貢献する為に、ニュージーランド政府、ファームエイジ株式会社、フォンテラジャパンの協力のもと2014年にスタートしたプロジェクト。ニュージーランドの放牧酪農のノウハウを活かし、北海道の協力酪農家と日本での放牧酪農の可能性に取り組んでいます。

 

【ニュージーランドの酪農がサステナブルな理由】

ニュージーランドではサステナブルな「放牧酪農」が主流です

― 土、草、牛の循環サイクル ―

▼放牧割合約 97%

酪農といえば、牛たちが緑の牧草地でのんびりと草を食む姿をイメージする方が多いかと思います。牛たちは牧草地を移動し草を食べ、糞尿は土の中の微生物や虫が分解し土に還っていきます。そしてまた、そこから良質な牧草が育ちます。

そんな循環型の「放牧酪農」がニュージーランドのほとんどの農場で行われています。

フォンテラの農場でも、牛たちが牧草地で過ごす割合は約97%*1。他のどの国の牛よりも長い時間を牧草地で過ごしています。

 

▼グラスフェッド率約 96%

冬の寒さや夏の暑さが厳しいところでは一年を通して放牧することは難しい場合もありますが、ニュージーランドは放牧酪農を行うことができる温暖な気候に恵まれた数少ない国の一つです。また、ニュージーランドの肥沃な大地や十分な日照時間、降水量のおかげで、他の国に比べて少ない肥料で良質な牧草を育てることができます。穀物飼料を輸入し酪農業を行う国に比べると少ないカーボンフットプリントでの酪農が可能です。

放牧酪農で育てられた牛からとれる生乳(グラスフェッドミルク)は、一般的に穀物飼料で生育した乳牛からとれる生乳に比べ、より多くの共役リノール酸(CLA)やβ-カロテン、ビタミンDが含まれていると言われています。フォンテラの農場でのグラスフェッド率は96%*2です。

 

▼GHG排出量は世界平均の約 1/3

主要生乳生産国18か国を対象にした調査によると、ニュージーランドの酪農場での温室効果ガス(GHG)排出量が一番少なく、世界平均の約1/3だという調査結果が出ています*3

ニュージーランドには気候や放牧主体の酪農システムといった自然の優位性がありますが、生産性と効率性を可能な限り高めることは、酪農家の懸命な努力が大きく作用します。ニュージーランドの酪農家は、少ない資源からより多くのものを生産するために精度を高めた放牧酪農を行っており、その結果、過去25年ほどの間に農場における生物由来のGHG排出量を約20%削減しました*4。

 

※「グラスフェッド」の定義には国際的な統一規格はありません。このため、フォンテラは独自の基準「The Fonterra Grass and Pasture Fed Standard」を設け、グラスフェッドの水準を管理しています。この基準は第三者機関(AsureQuality)に承認を受けています。(AsureQualityはニュージーランド政府が保有する、独立の適合性評価機関です。)

*1 搾乳時間を除いた時間のうち、牧草地で過ごす割合。年間平均 97%を牧草地で過ごします。残りの3%の時間は、給餌や休息エリアで過ごします。

*2 消費量ベースでの牧草飼料割合の平均値。一部補助飼料を与えることがあります。牧草は、牧草サイレージ、乾草、飼料作物(主にマメ科およびアブラナ科植物)を含みます。

牧草以外の飼料は、乳濃縮物、コーンサイレージ、パーム核搾りかすを含みます。

*3 Dairy NZ  New research shows New Zealand dairy farmers have the world’s lowest carbon footprint – at half the emissions of other international producers.

*4 Fonterra Sustainability Report 2020  P.45