2025年マイルストーン
- フォンテラにミルクを供給するニュージーランドの農場の100%が農場環境プランを持つ。
- SBTiのFLAGに沿って、2025年12月までに森林破壊につながる可能性能あるフォンテラの主要な関連商品全体で森林破壊ゼロを約束する。
- 2024年末までに、石炭を燃料とする事業所を40%削減。
- 農業からの温室効果ガス排出量を削減するための酪農家への支援。
- 気候変動関連の初の義務的開示報告書の発行。
農場において残された最も困難な気候変動問題の1つが牛から発生するメタンガスです。そのため、私たちは技術の革新とテストを行い、業界全体のパートナーシップに投資しています。
また、協同組合として、製造と輸送時の温室効果ガス排出量の削減にも取り組んでいます。
フォンテラの気候ロードマップは、2030年と2050年の目標について詳述しています。私たちの2030年の目標はSBTi (Science Based Target initiative) に沿ったもので、これは地球温暖化を1.5°Cに抑えることを目標としているものです。
2030年までの温室効果ガス排出削減量は、現在わかっていること、そして適切な技術開発、政府の政策支援、農場での実践によって実現可能になることに基づいて、達成可能と予測されています。
詳細については、気候ロードマップ (上記リンク) を参照ください。
私たちは、2050年の温室効果ガス排出量ネット・ゼロの目標が、ここに記載されている行動と、今日の私たちの取り組みと投資の指針となる目標によって支えられると期待しています。
2050年目標の達成可能性についての詳細は、さらなる情報や技術を入手次第、お知らせする予定です。
2018年に報告された世界全体の排出量は28.8トン CO2eです。*
5%(組織が所有または管理する発生源からの直接排出量。製造現場、輸送、フォンテラ所有の農場からの排出量への対応)
1%(購入したエネルギーの生成による間接排出量。製造拠点やオフィスで使用する電力やコジェネレーション蒸気などの購入エネルギーからの排出量)
94%(フォンテラが所有する土地以外で発生する間接的な排出量で、主に酪農活動によるもの。酪農家、サプライヤー、顧客、業界、パートナーと協力して排出量削減に取り組んでいます。)
排出量削減の第一歩は、排出源を理解することです。フォンテラにミルクを供給する酪農家は、フォンテラに提出したデータに基づいてカスタムメイドの農場インサイトレポートを受け取ります。このレポートには排出データが記載されているため、酪農家は自分たちの農場の傾向、他の農場との比較、改善すべき点を理解することができます。農場インサイトレポートは酪農家が生乳、動物、環境全体の効率を向上させるためのユニークな機会も強調するものです。
また、2025年までにすべての農場に農場環境プランを策定し、フォンテラにミルクを供給する酪農場オーナーが土壌の健全性、水質、生物多様性を維持し、排出量を削減できるよう取り組んでいます。
酪農家に提供されるサポート
2020年には、2003年を基準として、エネルギー原単位を20%改善するという目標を達成しました。2037年までに燃料源としての石炭使用の廃止というコミットメントの一環として、現在、テ・アワムツ、スターリング、ワイトア、ハウタプの各工場では、木製ペレットと木製バイオマスを使用しています。 また、サウスランド州のエデンデール工場に、 20メガワットの電極ボイラーを設置しました。
2022年、ニュージーランド初の電動ミルクタンカーMilk-Eを試験的に導入しました。また、2024年度までに保有する960台の自動車の3分の1を電気自動車に移行する計画です。
フォンテラは AgriZeroNZの主要パートナーです。AgriZeroNZは、ニュージーランド政府と大手農業関連企業の間で設立された世界初の投資ファンドで、ニュージーランドの酪農家が、効率性、生産性、収益性を維持しながら、農業からの温室効果ガス排出量を削減するための手頃で効果的なツールや技術を公平に利用できるようにすることを目的としています。